私の家には、常識を教えてくれる大人がいませんでした。
そして思春期の頃に私が一番目にした大人は、学校の担任の先生でした。
運の良いことに、
その頃の担任の先生が尊敬できる方で、
今でも、その先生が話してくれたことをいくつか覚えています。
その内の一つに「成人の日」についてのものがあります。
成人の日を迎えると、人は誰もが大人として扱われます。
大人とは自分の力で社会生活がおくれる人のことです。
お金を稼ぐこと、正しい行動をとれることなど、大人であるか判断されるものは多くあります。
これらは成人の日の次の日から、自然にできるようになるものではありません。
つまり20歳になるまでに、成人の日を迎えるまでに、
大人としての行動をとれるようになっていなければならないということです。
中学を卒業してすぐに働き始める人も、大学まで通う人もいます。
それぞれ立場や状況は違うでしょう。
けれどどうか成人の日を迎えるまでに、成人の日を迎えるのに相応しい人になっておいて下さい。
先生の話は、私が20歳になるまでの指針となりました。
「大人として相応しい行動、知識、常識、生きていく力を20歳までに身に着けよう」
大人の定義は人それぞれです。
私は、私が「そうだろう」と思う大人になるために頑張りました。
クーにも思い描く大人の像を持ち、20歳になるまでに
その大人に近い人となっていてくれたら嬉しいです。
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